沼津駅で水を飲むドバト。2001年1月撮影。
 


 ドバトは家畜用に改良された鳥です。原種はアフリカ・ヨーロッパなどの崖に住むカワラバト。つまり日本にとってドバトは外来種の鳥なのです。
 ハトは帰巣本能が強いので、それを利用して通信手段によく使われました。伝書鳩です。
 その伝書鳩がご主人様に捨てられたか、『こっちの方が面白そうだ!』と言って任務を放棄し、野生化したなれの果てがドバトというわけです。
 ドバトは野鳥という扱いになっており、野鳥は鳥獣保護法によって、捕獲などが禁止されています。だからドバトを捕まえることは犯罪になります。でもこの外来生物、本当に野鳥という扱いにして良いのか、ちょっと疑問です。
 ドバトの飛行能力は1日あたり概ね数十km程度ですが、よく訓練すると一日に1000km飛ぶこともできるようになります。恐るべき、ドバトパワー!

 ドバトの語源についていくつか説があるようですが、お堂などにいることから『堂鳩』と呼ばれたのが最初で、それが短くなって、『ドバト』と言われるようになった、という説が有力なようです。


 ドバトの体の模様には、多くの種類があります。追って、別の模様のドバトの写真も公開したいと思います。

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