475系




 


475系急行色。2001年12月、西鹿児島(現:鹿児島中央)駅にて撮影。
現在は引退済み。




2005年8月撮影
北陸本線で活躍する475系。敦賀〜直江津間で見られます。
 


塗装は、急行色→赤地に白帯→現行の北陸色へと移り変わりました。
北陸本線の急行形電車は、急行に使っていた時から前面の表字幕が埋められています。トンネル内の氷柱(つらら)と接触して、表示幕のガラスが割れるのを防ぐためです。




 475系は交流60Hz区間と直流区間を直通運転する急行電車のために登場した電車の一つで、先に登場した471系や473系を改良し、急勾配に強くした車輌になっています。
 山陽新幹線の開通前は、大阪(希に名古屋)と九州、北陸を結ぶ急行電車に大活躍し、昼間の急行列車がなくなったあとは普通列車用になりました。
 急行運転全盛期には、ビュッフェ車やグリーン車を連結した最大12両編成で運転されましたが、専ら普通列車や快速列車のみに使用されている現在は、普通車のみの編成で運転されています。編成両数も最小単位の3両編成になり、ラッシュ時などはそれを2本程度併結して運転されます。
現在は北陸本線でのみ、見られます。

 普通列車転用後は白書基調の明るい塗色に塗り替えられ、写真の塗色は1992年に消滅。しかし、JR九州ではミレニアム記念として1編成が写真の塗色に塗り戻され、地元沿線住民や多くの鉄道ファンの注目を浴びました。

 さらに北陸の富山港線がJRから切り離されて路面電車化されるのに伴い、お別れとして、同線で活躍していた475系の2編成6両が国鉄色に戻されました。




 

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