117系は1979(昭和54年)に登場しました。当時の国鉄特急形電車と同様の転換クロスシートを装備した同車は、京阪神地区と名古屋地区に投入され、並走するライバル私鉄と壮絶な高速バトルを繰り広げました。
編成は4両か6両が基本で、長い編成を作る時は複数の編成を併結します。最も長い時は、6両編成を2本繋げて12両編成にして使用していた時期もありました。
JRになった後は、名古屋地区・京阪神地区共に新型車両が投入され、現在は他線区への転属や普通列車などで、脇役的な活躍をしています。中間車の一部は湘南色に塗り替えられ、115系3500番台になって山陽本線岡山地区で活躍しています。